はじめに – 今日やること

前回の記事「Java入門 〜環境構築編〜」で、Javaの開発環境を準備しました。
まだ読まれていない方は、こちらの記事をご覧ください。

環境は整った。でも…「で、次は何するの?」って思いますよね。

今回は、いよいよ実際にプログラムを書いて動かします!

今日のゴール

  • 「Hello World」というプログラムを書く
  • 実行して、画面に文字を表示させる
  • プログラムの雰囲気をなんとなくつかむ

焦らずゆっくり! 難しいことは後回しで、まずは動かして、楽しむことが大事です。

準備はいいですか? それでは、やっていきましょう!

最初のプログラムを書こう

さあ、ここからが本番です! いよいよ、あなたの手で最初のプログラムを書きます。

プログラミングの世界では、最初に「Hello World」という文字を表示するのが伝統です。シンプルだけど、プログラムの基本が全部詰まっているからです。

ステップ1: フォルダを作る

  • デスクトップを右クリック
  • 「新規」 → 「フォルダ」をクリック
  • フォルダ名に java-practice と入力して作成

ステップ2: フォルダをVS Codeで開く

  • VS Codeを起動
  • 「ファイル」タブから「フォルダーを開く」をクリック
  • デスクトップの中にある「java-practice」フォルダを選択
  • 「フォルダーの選択」をクリック

ステップ3: .javaファイルを作る

  • VS Codeの左サイドバーで「新しいファイル」アイコンをクリック
  • ファイル名に HelloWorld.java と入力してEnter

⚠️ 重要: ファイル名について

ここで失敗すると、プログラムが動きません!

Javaでは、ファイル名とクラス名が完全に一致していないとエラーになるというルールがあります。

HelloWorld.java というファイル名は、大文字・小文字を一字一句間違えずに書いてください。

正しい: HelloWorld.java

間違い: helloworld.java ← H と W が小文字
間違い: Helloworld.java ← W が小文字
間違い: HelloWorld.Java ← .java が大文字

H と W は大文字、他は小文字、最後の .java も小文字です。

これがプログラムを書く上での最大の落とし穴です! 大文字・小文字・ハイフンなどの記号も全て区別されています。

コンピュータってすごいんです!!

ステップ4: コードを書く

作成した HelloWorld.java ファイルをダブルクリックして開きます。

📌 コピペについて – 頑張りどころ!!

このコードは、どうしてもできない場合のみコピー&ペーストしてもOKです。

でも、ちょっとめんどくさいかもしれませんが、自分でキーボードを打ってみることを強くおすすめします。

自分で打つと、こんな力が身につきます:

  • タイプミスに気づく力がつく
  • 構造を理解できる
  • なぜ動かないかが、コードを見ただけですぐ分かる
  • ネットの情報にも惑わされなくなる
  • 作りたいものが作れるようになる!

ただし、最初は本当にきついです…
ここで頑張れると、頭一つ抜け出せます!

慣れてきたら、コピペを活用して作業効率を上げていきましょう!

コードを入力する

開いたら、以下のコードをそのまま入力してください。

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("HelloWorld");
    }
}

このコードは、スペースや記号も一字一句正確に入力する必要があります。

全角と半角も区別されているので、注意してください!

全角か半角を確認する方法

日本語入力がONになっていると、全角になってしまいます。
入力前に、日本語入力をOFFにしてください。

  • Windows: 「半角/全角」キーを押す
  • Mac: 「英数」キーを押す

画面右下(Windowsの場合)または画面右上(Macの場合)に「A」と表示されていればOKです。

よくある間違い

正しい: public class HelloWorld {}

間違い: publicclassHelloWorld{} ← スペースがない
間違い: public static void mainString[] srgs {} ← スペルミス
間違い: System.out.println("Hello World") ← 最後の ; がない
間違い: system.out.println("Hello World"); ← S が小文字
間違い: System,out,println("Hello World"); ← ドット(.)がカンマ(,)になっている

使われる記号とキーボードの位置

このコードには、見慣れない記号が出てきます。
キーボードのどこにあるか、確認しておきましょう。

記号名前キーボード
{ }波カッコ(ブレース)Shift + [ または ]
;セミコロン「れ」のキー
( )丸カッコ(パーレン)Shift + 8 または 9
"ダブルクォーテーションShift + 2

ステップ5: 保存する

Ctrl + S(Macは Cmd + S)でファイルを保存してください。

保存すると、ファイル名の横の「●」(未保存マーク)が消えます。

お疲れ様でした! ここまで来たらもう大丈夫。

次はプログラムを動かしてみましょう!

プログラムを実行してみよう

さあ、いよいよプログラムを動かします!

VS Codeでターミナルを開きましょう。

  • メニューバーから「ターミナル」→「新しいターミナル」をクリック
  • 画面の下にターミナル(黒い画面)が表示されます

ステップ1: コンパイルする

まず、書いたプログラムをコンピュータが理解できる形に変換(コンパイル)します。

ターミナルに以下を入力してEnterを押してください。

javac HelloWorld.java

何も表示されなければ成功です!

もしエラーが出た場合は、「よくあるエラーと解決方法」を見てください。

ステップ2: 実行する

次に、以下を入力してEnterを押します。

java HelloWorld

すると、こんな結果が表示されます!

Hello World

画面に「Hello World」と表示されましたか?

おめでとうございます! 最初のJavaプログラムが動きました!

この瞬間を覚えておいてください。この瞬間が一番気持ちいい瞬間です!

文面であることが悔しいです…

あなたは、もうプログラマーの第一歩を踏み出しました。今日これができたことは本当にすごいことです!

全くわからないコンピュータの世界に足を踏み込んで、自分が指示を出してコンピュータを動かすことができました。

うまくいかなかった方へ

落ち込まなくて大丈夫です!

エラーが出るのは当たり前。プロのエンジニアでも毎日エラーと戦っています。

次の「よくあるエラーと解決方法」を見て、もう一度チャレンジしてください。必ずうまくいきます!

そして、覚えておいてください。

つまづく = 才能がない ではありません。
つまづく = 理解力のあるエンジニアです!

つまづいた数が多いほど、理解度がぐっと上がります。

よくあるエラーと解決方法

プログラムを実行する時、エラーが出ることはよくあります。

エラーは敵じゃありません。 エラーメッセージは、コンピュータからの「ここを直してね」というヒントです。

落ち着いて、以下を確認してみましょう。

エラー1: 「javac: command not found」

エラーメッセージ:

javac: command not found

または

'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

原因:

JDKがインストールされていないか、環境変数の設定がうまくいっていません。

解決策:

前回の記事「Java入門 〜環境構築編〜」を見て、以下を確認してください。

  1. JDKがインストールされているか
  2. 環境変数が正しく設定されているか

環境構築の記事はこちら

エラー2: 「class HelloWorld is public, should be declared in a file named HelloWorld.java」

エラーメッセージ:

HelloWorld.java:1: error: class HelloWorld is public, 
should be declared in a file named HelloWorld.java
public class HelloWorld {
       ^

原因:

ファイル名と、コードの中の public class HelloWorld の部分が一致していません。

例えば、ファイル名が helloworld.java (小文字)になっていませんか?

解決策:

ファイル名を HelloWorld.java (H と W が大文字)に変更してください。

Javaでは、ファイル名とクラス名は完全に一致していないとエラーになります。

エラー3: 「error: cannot find symbol」

エラーメッセージ:

HelloWorld.java:3: error: cannot find symbol
        System.out.println("Hello World");
        ^
  symbol:   variable System
  location: class HelloWorld

原因:

スペルミス、または全角スペースが混入しています。

よくある間違い:

  • SystemS が小文字になっている → system
  • ドット(.)がカンマ(,)になっている → System,out,println
  • 全角スペースが入っている(特にカッコや記号の前後)

解決策:

  1. コードをもう一度見直す
  2. 特に、以下の部分を確認:
  • SystemS は大文字か?
  • ドット(.)になっているか?
  • 全角スペースが入っていないか?
  1. どうしてもわからない場合は、コピペを活用してください

エラーメッセージの読み方

【図: エラーメッセージの見方を示す図】

エラーメッセージには、以下の情報が含まれています:

  • ファイル名と行番号: HelloWorld.java:3 → 3行目にエラーがある
  • エラーの種類: error: cannot find symbol → シンボルが見つからない
  • 問題の箇所: ^ の記号で示される

この情報を手がかりに、コードを見直してみましょう。


それでも解決しない場合

上記のエラー以外が出た場合や、どうしても解決できない場合は、お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせ方法:

お問い合わせの際は、以下の情報を教えていただけると助かります:

  • 出ているエラーメッセージの全文(コピー&ペーストでOK)
  • 使っているOS(Windows、Mac、Linuxなど)

※すぐに回答できないかもしれませんが、なるべく早く回答します!

エラーが出ても、焦らないでください。

プロのエンジニアでも、毎日エラーと戦っています。エラーを解決するたびに、あなたの力は確実に伸びています!

コードを変えて遊んでみよう

プログラミングは、実際に手を動かして試すのが一番の学習法です。

コードを変えて、どうなるか実験してみましょう!

実験1: メッセージを変えてみよう

「Hello World」を自分の名前や、好きな言葉に変えてみましょう!

変更前:

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello World");
    }
}

変更例:

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("こんにちは、太郎です!");
    }
}

実験2: 2行表示してみよう

System.out.println をもう1行追加して、2行表示させてみましょう!

変更例:

public class HelloWorld {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("1行目のメッセージ");
        System.out.println("2行目のメッセージ");
    }
}

【図: 2行表示の実行結果】

⚠️ 重要: コンパイルを忘れずに!

コードを修正したら、必ず javac でコンパイルし直してから java で実行してください。

javac HelloWorld.java
java HelloWorld

コンパイルし忘れると、変更が反映されません!

これはよくあるミスなので、気をつけてくださいね。

写経より実験!

プログラミングの学習では、ただコードを写すだけ(写経)より、自分で変えて試す(実験)方が何倍も身につきます。

  • どこを変えたら動かなくなるのか?
  • どう変えたら思った通りに動くのか?

失敗を恐れずに、どんどん試してください!

壊れても大丈夫。またコードを書き直せばいいだけです。

練習のコツ

最初は3回でも5回でもOK。繰り返すうちに、自然と体が覚えていきます。

10回、20回と書いていくと、体に染み付いて何も見なくても書いて実行できるようになります。

そうなったら、完璧にマスターです! それ以上練習する必要はありません。

次は、今日学んだことを整理して、自分用のメモを作りましょう!

次に学ぶべきこと

お疲れ様でした! 最初のプログラムが動きましたね。

次は、もっと面白いことができるようになります。

次に学ぶのは、たった2つ

次に学ぶべきことは、以下の2つです:

  • 変数とデータ型
  • 条件分岐(if文)

この2つは、プログラミングで最も重要な、絶対に欠かせない技術です!

逆に言えば、この2つがないと、ほとんど何もできません。

でも、安心してください。この2つをマスターすれば、あなたが作りたいものの大部分が作れるようになります!


「実現すること」と「表現すること」

プログラミングには、2つの側面があります:

  1. 実現すること = やりたいことを動かす(これが目標!)
  2. 表現すること = もっと綺麗に、楽に書く(これは後回しでOK)

よく、プログラミングで挫折してしまう理由は、「覚えることがたくさんある」と思ってしまうからです。

それは、分厚い書籍を最初から読もうとしたり、1から順に完璧にやろうとしてしまうからです。

でも、まず完璧にすべきは、変数とif文だけです。

それ以外のこと(ループ、関数、クラスなど)は、全部「もっと楽に書きたい」という人間の都合で作られたものです。

焦らず、少しずつ身につけていきましょう!

まとめ

お疲れ様でした! 今日学んだことを振り返ってみましょう。

今日学んだこと

✅ Javaプログラムは「クラス」と「mainメソッド」で構成される

✅ コンパイル(javac)と実行(java)の2ステップで動かす

✅ ファイル名とクラス名は必ず一致させる(大文字・小文字も区別される!)

✅ 記号や空白も全て区別されるので、一字一句正確に書く

✅ エラーが出たら落ち着いてメッセージを読む

今日、あなたは大きな一歩を踏み出しました!

最初のプログラムが動いた瞬間、あなたはもうプログラマーです。

この調子で、一緒に頑張りましょう!

次に読むべき記事

次は、変数とif文を学んで、もっと面白いプログラムを作りましょう!

  • Java入門 〜データと変数を使ってプログラムを書く〜
    データを保存して、プログラムで使えるようにする方法を学びます。
  • Java入門 〜if文で条件分岐をマスターする〜 (執筆中:公開予定 2025/12/23 10:00〜)
    「もし〜なら」という条件によって、プログラムの動きを変える方法を学びます。

関連記事

質問や感想をお待ちしています!

この記事でわからなかったことや、つまずいたポイントがあれば、お気軽にコメント欄やお問い合わせフォームからご連絡ください!

また、「できました!」の報告も大歓迎です。一緒に喜びたいです!

それでは、次の記事でお会いしましょう!